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tabaccosen

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○異端の系譜 1.



○異端の系譜 1. (1)
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○異端の系譜 1.

○ 英国国教会の成立と、日本の徳川幕府の「鎖国」には、奇妙な異端、非同調の論理が働いているようにおもえる。論理というよりも、「匂い」に近い。これも例の梅竿忠夫の「生態史観」からの inspireになるのだろうか。いずれにしてもこうした「思考の影響」は、直接的でなく根本的であることから、いつの間にか基底がそっくり変転している。というようなことになる。

○16世紀世界の物質的中心として東南アジアを引き合いに出す。インドシナだ。混乱混迷の世紀を通過した現在では想像できないほどの繁栄の時にあった。ということだ。まさに<豊饒>の空間、モンスーン的豊饒そのものの生態系。この「中心」からフィードバックされた文物が、後世の英国日本の「文化」に相当の共通な文化を醸成しているというのだ。○インド・中国から、インドネシア・・・・。イスラム圏・・・・。そして英国日本etc.。この時代の英国日本の持ち込みは、「銀・甲冑などの武具」だったらしい。これはかなり重要なことだ。英国が明国との貿易を申し入れて侮蔑的な拒絶にあっているのだから。「お前たちの国に欲しい物はない」と。○「お茶の文化」。tea.茶、この物質がもたらす文化と、その発想の下地にある文明的要因。ほかにも多々あるはずだが・・・、略。

○大陸からの距離(感と観) stance,この感と観を放り込みたいが。

○ 先述した「帰納法」などの成立の根拠は、究極に置いて「感触」に帰せられる。好悪、好き嫌い、感じ。でしかない。[・・・]しばらく近代というか、ラフな (男性原理的な)稚拙な論理の世界は、こうした考えに組みしないが。たぶん、「Aha.」の茂木健一郎の言うように、感性的判断、直感や閃き(ひらめき) の方が、いわゆる「論理」の何十倍の背景をもって成立している。情報処理している。これは脳科学の常識。ということだ。

○「意識・主体論理の後退」とでもいうべきなのだろう。

○ 異端だ。鎖国にしろ、国教会樹立にしろ、<奇妙>だ。○「誰」が見てということだ。「誰」とは?その思考方法のことだ。「誰」とは大陸者だ。 ○ここらあたりのことはたぶん出尽くしているはずだ。ジル・ドゥルーズもいる。カントの思考と(経験主義との)差異もある。・・・詳細はいずれ。

○ 要するに、touchに帰せられる。○付言。それでも手放しの「感性」評価ではない。・・・この部分での極限の「脳機能」の解明はまだだろう。その予兆を感じるとしておく。○脳内物質ドーパミンの多出が機能変化をもたらす。心理的不安定から分裂的様相へ。この解釈はその因からはじめるべきだ。なぜそうしたことがおこるのか。不安定さをもたらすのは、ドーパミンが多く分泌するからではなく、それを促すものはなにかということだ堂々目巡り?○そうでもない。飽きずに、諦めずに。○というのもこのことを「異端」の生理的な根拠と推論しているからだ。

○ 本来異端も正統もない。異端が正統に対する反抗反駁をしめすもの、あるいは時として狂気の一端を著すものとしても。心理的な不安定化は、<しばり>からの「開放」を顕すものに他ならない。 <しばり>から解き放たれた意識は本来的な性質である浮遊にある。そこに射す<光り>は、未知のモノであると同時に既知のものだ。記憶に沈殿し意識下に置かれたモノだ。習慣慣習といったものがつくる秩序。それに抗することの意味をわれわれはあまりにも単純化して捉えていたのではないのか。端緒に辿り着いた。薬物でなく、心理の制御による開発の次元にである。

(中)

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memo.

○ここで書き込んで置きたいこと。

○チャールズ8世~エリザベス1世までの時期に「国教会化」がなされたということ。

○これは、「大陸」との距離の(意識的な、意図的な選択的)創出に他ならないこと。

○人口増殖。その可能性。19世紀の増殖と同じ現象が、16世紀にも起こっていたのではないかと言うことだ。

○ 多元的・複雑系として歴史は捉えられるべきだが、その総体が現前にあっても、「視点・立場」positionによって、もつ意味がおおきく異なってくる。 「反転・逆転」すら珍しくない。たとえば、キリスト教のローマ国教化自体どれほど「理解」されるものなのか。

○岩倉使節団が、西欧で目にした「工業製品」には関心をもたずに、かれらの生活・生態的レベルのことへ向かったのは、日本の「知的成育レベル」のことが背景にある。日本人は、金銭を求めず、製品を求めず、その「技術」、その「思考」を移入しようとした。のだ。

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